「タヒは死で危害を告知」とヘイトスピーチ認定 川崎市が削除要請へ

佐藤英法

 川崎市差別防止対策等審査会(会長・吉戒〈よしかい〉修一弁護士)は25日、ヘイトスピーチ禁止条例に基づいてインターネット上の投稿33件を市内に住む在日コリアンに対する差別的な言動と認定し、サイト運営者に削除を要請するべきだとの意見をまとめた。

 33件のうち、30件は投稿の対象になった在日コリアンの住民から申し立てがあり、残り3件は市の職権でいずれも市が審査会に諮問した。

「国へ帰れ」といった内容も

 市によると、インターネット上の俗語で「死」にあたる「タヒ」についても死を意味する危害の告知として認定された。このほか、「国へ帰れ」などと地域社会からの排除を扇動する内容があったという。

 審査会は8月にも福田紀彦市長に答申し、市は電子掲示板などの運営者に削除を要請する。(佐藤英法)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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