千葉県市原市にある地磁気逆転の地層に関し、新たな地質時代「チバニアン」の認定を目指す研究グループは19日、国際標準模式地(GSSP)の申請書類を審査機関に提出したと発表した。地層をめぐっては、認定に反対する男性が地層がある土地の一部で賃借権を取ったため、申請に必須な「自由な立ち入りの証明」ができず、手続きが進んでいなかった。
養老川沿いの地層「千葉セクション」は、地磁気が最後に逆転した約77万年前の痕跡が確認できる希少な地層で、研究グループが日本初のGSSP認定を目指していた。国際地質科学連合に認められると、77万4千~12万6千年前の地質時代が「チバニアン(千葉時代)」と命名できる。
反対派の行動に対し、市原市は…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル