大阪メトロ(大阪市)の40代の男性社員が上司からパワハラを受け、今年3月に社内で死亡しているのが見つかった問題で、男性が上司から日常的に「死んでまえ」と言われたり、頭髪を丸刈りにするよう求められたりしていたことが遺族への取材で分かった。会社が社内調査の結果を遺族側に報告した。遺族側は11月16日、男性の死亡を労災と認めるよう申し立てた。
「父が自分の意思で丸刈りにするはずがない。追い込まれ、どれだけ嫌だったのか想像もつかない」
男性の長男(20)が朝日新聞の取材に応じ、そう語った。
父はおしゃれな人だった。アメリカンカジュアルの服を好み、長女の高校の卒業式には紅白のスカジャンで出席。アクセサリーが好きで、長男の服選びにいつもアドバイスをくれた。
その父のきれいに整えられた短…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル