弁護士がウェブ上で無料相談に応じる「みんなの法律相談」を運営する弁護士ドットコムは13日、米新興企業オープンAIの自動応答システム「チャットGPT」を使った新たな無料法律相談サービスを今春に始める方針を明らかにした。これまで蓄積した100万件以上の法律相談のやり取りを、人工知能(AI)に学ばせるという。
チャットGPTは、AIを使って膨大なデータを学習。質問を入力すると、人間がつくったような自然な文章で回答するシステムだ。昨年11月に公開され、世界的に注目を集めている。
弁護士ドットコムは、チャットGPTを使った相談サイトを4~6月に開設し、法律に関する質問に自動で回答するサービスを始める計画だ。弁護士が答える場合に比べ、すばやく回答が出る利点がある。
ただ、過去の相談をもとに答えるので、最新の法律や判例を十分に反映できなかったり、間違った内容になったりする懸念もある。
また、弁護士や弁護士法人以外が報酬目的で法律事務を扱うことは弁護士法で禁じられており、チャットGPTが相談に応じることが法律事務とみなされる可能性があるため、サービスは当面無償で提供する。
同社の元栄太一郎社長は「チ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル