来年2月14日で宝塚歌劇団を退団する月組トップスター珠城(たまき)りょうが17日、大阪市内のホテルで退団会見に臨んだ。「『トップスターは孤独』とよく言いますが、月組のみなさんは一緒に戦おうとしてくれて、そういう意味で私は孤独を感じたことはなかった。組のみんなにありがとう、と伝えたい」とハンカチで涙をぬぐった。
退団を決意したのは、1年前、「夢現無双(むげんむそう)」のときだったという。「今まで自分が耐えて背負ってきたものを、そろそろここまでと決めて、少しずつ下ろしていっていいのかなと思えるようになりました」
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同時に、次の代に引き継いでいきたいとの思いも芽生えた。「早く退団を発表することで、組を担っていく子たちが、自分たちが月組を背負っていかないといけないんだ、という気持ちを持って次のステップに踏み出していってくれたらいいなという思いを込めて決断しました」と語った。
組の仲間には会見前日の16日に退団を伝えた。思いがこみあげ、自分が先に泣いてしまったという。周りは突然のことに驚き、静かに涙を流した。
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仲間には「何かをつかみたいと思ったら、120%の努力と100%の強い意志と60%くらいの勇気があれば、きっと近づいてくる」とエールを送ったという。「自分はここまでと決めないで、強い意志を持ってくれたら、きっと大きな花が咲くんじゃないかなと思います」と話した。
2008年に「ME AND …
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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