中国銀行(本店・岡山市)は、NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を使った不正な預金引き出しが発生したことを明らかにした。ホームページ上で7日に公表した。4日以降、数件の被害申告があるという。同行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号などが漏れたとみられ、経緯を調べる。
中国銀は7日から、同行の口座をドコモ口座と連携させて使うために登録する「Web口振受付サービス」の利用を当面停止させた。岡山県警に今後、被害を届け出るという。
中国銀によると、ドコモ口座の利用者から4日、「身に覚えのない口座引き落としがある」と問い合わせがあった。同行口座の預金が不正に引き出され、第三者が作ったとみられるドコモ口座にチャージされたという。
同行は不正利用が疑われる場合は、同行窓口か、ちゅうぎんテレフォンバンキングセンター(0120・234・273、または086・801・2080)へ問い合わせるよう呼びかけている。(高橋孝二)
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同様の被害は七十七銀行(仙台市)でも確認されている。同行によると、9月初旬に顧客から「身に覚えのないお金の移動がある」と連絡があり、複数の被害を確認。最大数十万円が引き出された口座もあるという。同行は4日以降、ドコモ口座の新規登録を停止している。現時点で同行のシステムからの情報漏洩(ろうえい)は確認されていない。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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