岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で隊員3人が銃で撃たれて死傷した事件で、殺人容疑で送検された自衛官候補生の男(18)が「(事件当日に)射撃場に向かうバスの中で、今日やろうと決めた」と供述したことが捜査関係者への取材でわかった。逮捕直後の調べに「以前から事件を計画していた」との趣旨の供述をしたが、現在は黙秘に転じているという。
男が「銃と弾を外に持ち出したかった」と話していたことも判明。ただ、その後の目的については具体的に供述していないといい、岐阜県警と陸自の警務隊は動機を調べる。
捜査関係者らによると、男は事件が起きた14日の午前8時には、所属する守山駐屯地(名古屋市守山区)からバスで射撃場に到着。この日は伏せた姿勢と座った姿勢での射撃訓練をする計画だったが、男は場外で計画に盛り込まれていない立ち姿勢で射撃する動作をしていた。捜査当局は、入場後に計画を実行に移すことを想定した行動だった可能性もあるとみて調べる。
訓練が始まったのは午前9時…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル