大津・三井寺と京都・蹴上(けあげ)を結ぶ「びわ湖疏水(そすい)船」。航路を琵琶湖の大津港まで延伸した試乗会が、9月28日に開かれた。広々とした琵琶湖上での航行や、水位を調整する大津閘門(こうもん)の通過を体験。「疏水探検」を満喫した。
びわ湖疏水船は、明治時代に完成した第1琵琶湖疏水(大津―蹴上間約7・8キロ)で、春秋限定で運航している観光船だ。
現在は大津市内の三井寺周辺まで。官民でつくる協議会が、来年度中に大津港までの航路延伸(三井寺―大津港間約1・5キロ)をめざしている。
「チャーリー」さんの流れるようなガイド
汗ばむ陽気となった9月28日。試乗会は、プロジェクトのクラウドファンディングに応じて寄付した人や、報道各社に向けて開かれた。
記者が乗ったのは「へいせい号」。午前11時20分、琵琶湖汽船のスタッフの見送りを受け、大津港を出港した。
船首に座るのは、ガイドの女…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル