92回を数える米アカデミー賞で9日(日本時間10日)、韓国の「パラサイト 半地下の家族」が英語以外の映画として初めて作品賞を獲得した。今年の候補作9本には、芸術性と娯楽性を兼ね備えた商業映画がそろっていたが、ハイレベルの争いの中でアジア映画が頂点に立ったことは格別の価値がある。
「風と共に去りぬ」「ウエスト・サイド物語」「タイタニック」……。ハリウッドの祭典であるアカデミー賞は、社会性や芸術性に重きを置くカンヌなど国際映画祭と異なり、幅広い観客に愛される画格の大きな映画が栄誉に浴してきた。
ただし近年、映画ファンを喜ばせるものの、観客を選ぶタイプの「シェイプ・オブ・ウォーター」「ムーンライト」といった小規模公開されるアート作品の受賞が続いていた。それが今年、大きく変わった。
「バットマン」の悪役を主人公…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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