「ブギウギ」に出演 田中麗奈さんが語った「ラクチョウ」のリアル

 終戦まもない時期、東京・有楽町のガード下は「ラクチョウ」と呼ばれ、「夜の女」が集まっていた。その様子が現在放送中のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」にも描かれている。「ラクチョウのおミネ」として出演する俳優の田中麗奈さんに、話を聞いた。

 終戦後、家族や家を失い、生きるすべがなくなり、「夜の女」となった女性は、東京都内で推定3万人いたとされる。そんな女性たちが多く集まっていたのが、GHQ本部があった旧日本生命ビルに近い「ラクチョウ」だった。

 「ブギウギ」の主人公スズ子は、「東京ブギウギ」などのヒット曲で知られる笠置シヅ子がモチーフだ。田中さんは、スズ子を熱烈に応援する「ラクチョウ」の女性たちのリーダー格「おミネ」を演じる。

 「ドラマに出てくる女性は何人か実在し、当時のインタビュー映像や記事などを事前に調べました」と田中さん。参考にしたのは、笠置と交流があった「ラクチョウのお米」と呼ばれ、実在した佐藤米子をはじめ、当時夜の街で働いていた女性たち。

田中麗奈さんが参考にしたメディアに登場した「ラクチョウの女」たち

終戦直後、有楽町に多く実在した「ラクチョウの女」の肉声が当時のメディアに残されています。田中麗奈さんが朝ドラで描かれる彼女たちの実像を解説します。

 評伝「ブギの女王・笠置シズ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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