4日午後7時5分ごろ、福岡市早良区百道2丁目の「早良口」交差点付近で、少なくとも車6台が絡む多重事故があり、うち2台が歩道に乗り上げた。早良署によると、80代の男性と70代の女性が死亡。市消防局によると、10~50代の7人が負傷し病院に搬送された。負傷者のうち、1人は歩行者だった。署は、亡くなった男性が運転する乗用車が逆走しながら次々と車と衝突したとみて調べている。
事故を目撃した男性(64)によると、交差点の手前で乗用車が反対車線にはみ出して逆走し、対向してきたタクシーと衝突。乗用車はそのまま交差点に突っ込み、右折しようとしていた車2台に衝突したという。
署によると、逆走した乗用車は、80代の男性が運転し、70代の女性が同乗していた。乗用車はタクシーと衝突する約500メートル手前で、別の車2台とぶつかる事故も起こしていた。
乗用車が衝突したタクシーの運転手富松正成さん(71)は「対向車線からすごい勢いで乗用車が突っ込んできた。よけようとハンドルを切ったがぶつかり、そのまま暴走して行った」と話した。タクシーの後部座席に乗っていた客の女性は「足が痛い」と訴え、病院に搬送された。
事故を目撃した30代男性は「乗用車はブレーキ音は全くなく、交差点に突っ込んでいった」と話した。
現場は、市道「明治通り」と県道の十字路交差点で、市営地下鉄藤崎駅の西約200メートル。近くには飲食店やマンション、学習塾、病院が立ち並ぶ。
西日本新聞社
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