「ベッドたどり着かなければと必死」名作確信した一場面

 白石一文の小説を荒井晴彦が脚色し、監督も務めた「火口のふたり」が23日から各地で公開される。登場人物は、過去に恋仲だった賢治と直子の2人だけ。直子の結婚式を前にして、2人は再び激しく肉体を求め合う。直子を演じた瀧内公美と荒井監督が作品の魅力を語った。

 ――賢治(柄本佑)と直子、ひと組の男と女の性と愛にモチーフを絞ったことで、極めて純度が高く、力強い映画になっているように感じました。荒井さんが脚本を書いた初期の代表作「赫(あか)い髪の女」を思い出しました。

 荒井 佑と瀧内が映画を引っ張ってくれた。試写を見た人の感想を聞いていると、役者が褒められているね。監督は何もしていません(笑)。

 ――瀧内さんをキャスティングしたのはどうしてですか。

 荒井 キャパが大きいというの…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment