「ドライバレス運転」の導入を目指すJR東日本は25日、山手線の自動運転試験の様子を報道公開し、自動での加減速や乗り心地を確認した。
実験に使う車両は、発車から停車まで自動制御する「自動列車運転装置(ATO)」を搭載。通常、加減速は運転士が手動で操作するが、ATOの場合、出発時にボタンを押すだけで自動運転になる。
山手線は運行密度が高いため、先行車両との間隔に応じて走行パターンを調整できるシステムづくりを目指しているという。
JR東は2018年度以降、終電後に走行試験を重ねてきたが、今年2月からは営業車両が走る日中に実施している。
25日は前後に営業車両が走るなかでの試験走行だった。正午前に大崎駅を発車し、外回りを2周した。この間、加減速を減らして惰性で走行する時間を長くする省エネ運転の効果を検証した。また、ATOでベテラン運転士の運転パターンを再現した。担当者は「乗り心地に明らかな指標はないが、熟練運転士のような操作を目指す」という。
JR東は、将来の労働人口の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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