「ボーッと生きてない」 女性向け運動促進PRにムカッ

【動画】決めぜりふを披露する「チコちゃん」=伊木緑撮影

 「ボーッと生きてんじゃねーよ!」が決めぜりふで、NHK番組「チコちゃんに叱られる!」で人気の「チコちゃん」が10月30日、スポーツ庁の女性スポーツ促進キャンペーンのアンバサダーに就任した。「スポーツをせずに『ボーッと生きてしまう』女性に向けて“5歳の女の子”が鋭く切り込む!」とうたう。だがスポーツをする女性が比較的少ないのは、ボーッと生きているせいなのか?

 任命式で鈴木大地長官は、「ついついスポーツに対して腰が重い女性にバシッと言ってもらいたいな」。チコちゃんは「スポーツで体も心も、そしてお肌も健康になる習慣を身につけてもらえるようがんばりまーす!」と宣言し、決めぜりふを披露した。

 女性が運動する頻度を高めるのはスポーツ庁の懸案だ。今年の世論調査で、「月1回未満」と回答したのは40代女性が42%、30代女性が39%。年代と性別で分けた時のワースト2だ。

 女性たちは現状をどう考えているのか。「運動不足を感じるか」という質問に、「大いに感じる」「ある程度感じる」と答えた30代女性は90%。40代女性、20代女性が88%で、属性別のトップ3だ。運動を「もっとやりたい」と答えたのは、20代女性が65%、30代女性が63%で、これも1、2番目に多かった。

 それなのになぜ運動しないのか…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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