高校1年の時、鈴木真美さんはダイエットにはまった。
太っていたわけではなく、むしろ「痩せてるね」と言われる方だったのに。
高校に入り、スタイルの良い子を見かけて「自分も頑張ろう」と思ったのがきっかけだった。
試したのは、何を食べて何キロカロリー摂取したかを記録するレコーディングダイエット。
日に日に体重が落ちていくのが楽しかったし、キツさも感じなかった。
3カ月で10キロほど落ちて体重は35キロに。
生理は止まっていたが、不調を感じなかったこともあって、気にとめていなかった。
2年ほどが経ったころ、ふと生理が止まっている期間が長すぎることに気づいて、怖くなった。
このままだと赤ちゃんを産めない体になるかもしれない、と。
体重が減ったことの喜びよりも、将来への不安の方が大きくなった瞬間だった。
怒られるのが怖くて、なかなか親には言えなかった。
何週間も悩んだ末に打ち明けると、「すぐ病院に行こう」と言ってくれた。
その時は、叱られなかったことにホッとした。
晩年になって、父がポツリと…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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