右前脚を失ったアカウミガメの「リブ」を助けたい。島根県・隠岐(おき)の中学生の思いに、多くの大人たちが応えた。そして――。
昨年8月、日本海に浮かぶ隠岐諸島の一つ、島後(どうご)の海岸で兄と海水浴をしていた隠岐の島町立中2年の高梨蒼大(そうた)さん(13)は岩場に横たわる生き物と出くわした。
ウミガメだった。
見たのは初めて。海に投棄されたとみられる漁網が絡まり、身動きできない。口を開けて苦しそうだった。
「このままでは死ぬかも。ほっておいてはいけん」。
息も絶え絶えだったウミガメ。なんとか助けたい、という少年の思いは、多くの人を突き動かします。
ただ、子どもの力で動かすに…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル