峠道を車で走る漫画「頭文字(イニシャル)D」の舞台の一つとして登場し、有名になった埼玉県飯能市の国道の峠道で暴走行為をしたとして、埼玉県警は11日、男女2人を道路交通法違反(共同危険行為)容疑で逮捕した。「かなりの速度で走ったことは間違いない」「速く走れることが運転がうまいことだと思っていた」などと供述しているという。
現場は、車同士で速度や運転技術を競う「ローリング族」のたまり場になっていた。住民から苦情を受けた県公安委員会が今夏、住民以外の車両の深夜通行などを禁じ、県警が摘発を強化した。
逮捕されたのは、同県狭山市の専門学生の女(21)と同県所沢市の会社員の男(23)。事件当時、2人と一緒に暴走行為をしていたとみられる別の人物も同容疑で任意で事情を聴かれており、書類送検される見通し。
交通捜査課によると、3人は5月19日午前1時半ごろ、共謀し、制限速度が時速40キロの飯能市の国道299号でバイクや乗用車を運転中、時速90キロ近くで周回したり、速度などを競う暴走行為をしたりした疑いがある。
現場は周回できる約12キロの道路で、県警は道路沿いに捜査員を配置するなどして暴走行為を撮影し、車両などを特定したという。
同課は3人以外にも現場で暴走行為をした人物を複数確認しており、今後も摘発を続ける考えだ。(山田みう、仁村秀一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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