トルコとシリアで4万人を超える死者が出ている大地震で、国際緊急援助隊・救助チームの一員として派遣されていた警視庁の救助隊員らが17日、現地での活動を報告した。
同庁災害対策課の特殊救助隊員ら計14人と救助犬4頭は、発生翌日の7日夜に出発した。トルコ南部のカフラマンマラシュ市街地で救助活動にあたり、15日夜に帰国。この日は小島裕史警視総監が迎える中、帰任式が同庁であった。
同隊実施班長の和田純一警部(50)は、現地では建物が平たく押しつぶされてパンケーキ状になっていたと振り返った。救助活動では「大きな余震の懸念もあり、隊員の安全を第一に考えた」といい、「トルコ国民は大切な人を亡くしたり住む家を失ったりして悲しい思いの中にいる」と思いをはせた。
救助犬と活動した杉本雅彦警部補(48)は「一人でも多くの要救助者を救出したいという思いで活動にあたった。今後、国内外で発生するかもしれない災害で任務を全うするため、日々訓練に励まねばならない」と話した。(吉沢英将)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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