愛知県消防学校(同県尾張旭市)の元職員男性(当時27)が上司から不正経理を強いられて心理的負担から自殺したとして、男性の両親が18日、県に約9700万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。
訴状によると、問題となったのは同校の修繕工事。男性は2014~15年に副校長に繰り返し指示され、内規で定められたルールを守らないまま経理手続きを行った。後任の職員が不正に気づき問題が発覚。15年6月に別の上司から事情聴取された翌日に自殺した。
原告側は、副校長による不当な指示で男性に強い心理的負荷がかかったと主張。副校長を適切に指導しなかったなどとして県側に組織的な安全配慮義務違反があったと訴えている。
県は15年8月、不正を指示したとして副校長を停職3カ月の懲戒処分としている。県は「訴訟の内容が不明であり、コメントは差し控えたい」としている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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