菅原普 森下裕介
カジノを含む統合型リゾート(IR)の建設予定地の鑑定評価をめぐる大阪港湾局と不動産鑑定業者などとのメールを「不存在」としていた問題が6日、大阪市議会の委員会で取り上げられた。委員会には横山英幸市長も出席し、「不適切な事案の発生についておわびする」と陳謝。港湾局はこれまでの情報公開請求に対し、来週からメールを開示する方針を示した。
港湾局では、担当職員が、鑑定業者などとやりとりしたメールを公文書とせずに削除し、情報公開請求や、議会での質疑には「不存在」と回答してきた。しかし今春になり、パソコンの外付けハードディスクに計198通保管していたのを見つけたとしている。
市議会建設港湾委員会では、自民議員から不存在とした情報公開請求への対応に関して質問があった。港湾局の兼坂晃始・販売促進課長は「来週中には公開できる見込み」と答弁した。今回のメールが対象となる情報公開請求は昨年度以降、計21件あったという。
■市「齟齬なし」 鑑定への不…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル