鹿児島県の桜島が爆発的噴火を起こし、噴火警戒レベルが3(入山規制)から5(避難)に引き上げられてから一夜が明けた25日朝、鹿児島市が設けた避難所では23世帯33人(午前8時現在)が身を寄せ、市が配った非常食のご飯や缶詰のパンを食べたり、テレビで噴火関連のニュースを見たりしていた。
市が避難所を設けている高齢者福祉センター東桜島(同市東桜島町)には、同市古里町と有村町に避難指示が出された24日夜から、市が用意したバスや自家用車で住民らが避難した。
古里町で一人暮らしをする竹元武彦さん(84)は防災無線で避難指示を知り、市のバスに乗ってきた。下着や薬などを入れたリュックを背負っており、避難に備えて普段から準備していたという。古里町にUターンして30年余りになるが、実際に使うのは初めてだ。
24日夜の爆発的噴火では音も振動も感じなかった。長年、火山のふもとで暮らしてきた身には大きな危険は感じなかったが、「年をとって足腰が悪くなり、避難には不安を感じる」と話した。
噴火警戒レベルの引き下げが…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル