文部科学省が公立学校教員を対象に実施した勤務実態調査の質問項目に、「世の中のために大きな犠牲を払ってもよいと思うか」といった、個人の価値観を問うようなものが含まれていることがわかった。文科省は「政策づくりに生かすため」と説明するが、調査対象となった教員からは、「質問の意図がわからない」などと当惑する声があがっている。
勤務実態調査は、教員の長時間労働が問題となるなか、実際の働き方を把握しようと文科省が2022年度に実施。公立学校教員の一部計約8万1千人を抽出し、インターネット上で無記名で回答してもらった。前回は16年度、前々回は06年度に実施された。
今回は新たに、「働き方の実態を個人の側面から整理するためにお伺いします」として、回答した教員個人の考え方や特性を問う項目が五つ追加された。
うち一つは、「世の中のため…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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