「世界一の朝食」を誇る神戸北野ホテルの朝食が、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)と兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)にある系列レストランでランチとして味わえる。
山口浩総支配人・総料理長の師匠は、フランス料理界を代表するシェフ、故ベルナール・ロワゾー氏。バターやクリームを抑え、素材の持ち味を生かす独特の調理法で「水の料理人」と呼ばれた。そのロワゾー氏の朝食を出すことを唯一許されたのが同ホテルだ。
ホテル外で初めて提供することになったきっかけは新型コロナだ。緊急事態宣言中でも、フランスの「アール・ド・ヴィーヴル(自分らしく美しく楽しく生きる)」という考え方を取り入れ、新しい日常の中でも気軽に非日常の世界を楽しんでもらいたいとの願いからだという。
両店は緊急事態宣言の延長で臨時休業になっていたが、6月から再開し、数量限定で提供する。3千円相当のお土産付きで7920円。お土産には、神戸市のブランドいちご「二郎いちご」を使ったジャムや、自慢のグラノーラなど、通常はホテルの利用客しか買えない品だという。
同ホテルの担当者は「遠出をせず地元で『世界一』の味を楽しんで」と話している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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