古代ハスに起源を持ち、「二千年ハス」と呼ばれる大賀ハスの観賞会が23日、みやき町白壁の千栗土居公園の池であった。町内外から100人を超す見物客が訪れ、ピンク色の濃淡が優美な花をじっくりと見つめたり、カメラを向けたりして楽しんだ。
大賀ハスは、植物学者の大賀一郎(1883~1965)が1951年に千葉市の2千年以上前の地層からハスの実を発見し、翌52年に開花に成功したことが名前の由来。
みやき町の有志が2012年に多久市の聖光寺から譲り受けた苗を公園の池に植えた。失敗を重ねた末に、ようやく16年に花が咲いた。17年に地元住民約100人で「みやき二千年蓮(はす)を見守る会」をつくり、池の管理やハスの世話を続けている。
観賞会は見守る会が開いており、今年で3回目。牛島重憲会長は「今年は一週間ほど開花が早く、7月10日まで見頃が続く。ハスの花で心を癒やしてもらえれば良いですね」と話していた。
西日本新聞社
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