東京都は26日、一つのウイルス内で二つの変異が重要な部分に起きる新型コロナウイルスの「二重変異株」について、80代女性の感染が都内で確認されたと発表した。この変異株はインドで急激に感染拡大しているが、都内で確認されたのは初めて。
二重変異株は、26日時点で国内で21人の感染が確認され、そのうち20人は空港検疫でコロナ陽性が判明した。都によると、残りの1人がこの女性だという。女性は病院に入院したが、4月半ばに退院した。
二重変異株について、小池百合子知事は26日、記者団に「これがどういうものなのか、分からないことがかえって怖い。変異株が去年とは違うポイントで、まだ未知のものと戦い続けている」と話した。(池上桃子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル