女性蔑視発言で辞意を表明した東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の後任として、18日に新会長に就任することが決定的になった五輪相の橋本聖子氏(56)は、「五輪の申し子」として知られる。
橋本氏は1964年、東京五輪開会式の5日前に生まれた。「聖子」の名は聖火に感動した父が付けた。冬季、夏季計7大会を経験し、1992年アルベールビル大会では、スピードスケートで冬季五輪日本女子初となる銅メダルを獲得した。
95年の参院選比例区で自民党から当選。政界進出後も午前3時に起床して練習を重ね、96年アトランタ大会に出場した。当時の取材に、国会との両立について「会期延長も考えられるし、いろいろ問題はあると思う。でも、出場できることを信じてがんばっていくしかない」と話した。
その後、2000年のシドニー五輪の年に生まれた女の子に「せいか」さんと名付けるなど、子どもたちも五輪にちなんだ名前に。この時の出産予定を公表したことを機に、議員に産休がないことが議論になり、参院は同年3月、欠席理由に「出産」を追加した。国会に産休制度が生まれるきっかけとなった。
森喜朗氏「娘みたいなもの。よく成長したな」
2019年9月に五輪相、男女…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル