うどん県をアピールする香川県は、人口10万人あたりの交通事故死者数が常に全国ワースト上位という不名誉をあわせもつ。交通マナーについて「悪い」と考える県民が8割というデータもある。なぜこんな状況が続いているのか。現場を歩き、識者に話を聞くと、三つの背景が見えてきた。
9月に石川県から赴任してきたばかりの記者(31、神奈川県出身)は早速、香川の交通マナーの悪さを体験した。
取材に向かうために車で信号機のない交差点に進入した際、左手からいきなり車が飛び出してきた。速度を落としていたため衝突することはなかったが、相手の車は何事もなかったかのように交差点を通過した。
後日、その交差点を確認すると、相手側の道路には一時停止の路面標示があった。カーブミラーもあるため、一時停止をすれば記者の車が近づいていることは分かったはずだ。
いったい、どれくらいの車が「一時不停止」なのか、定点観測してみた。
記事の後半では、記者の定点観測の結果や、交通安全教育の専門家による分析を紹介しています。
踏切で完全に一時停止した車は
選んだのは、高松市内でも交…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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