「京アニへの今の思いは」 裁判員に問われ、青葉被告が明かした心中

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光墨祥吾 西崎啓太朗 山本逸生

 36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人など五つの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第9回公判が25日、京都地裁であり、裁判員が初めて青葉被告に質問した。

 裁判員6人中3人が質問。裁判員の一人が京アニに対する現在の思いを尋ねると、青葉被告は「作品を盗(と)られたからといって、人の命を奪うほどなのかと、悩むことが多くなった」と述べた。

 「事件を起こして『やってやった』という気持ちか、『火を付けてしまった』という気持ちか」との問いには、「一言で言うと、やけくそという気持ち」と答えた。事件後の自身の感情について、裁判官の質問に「命を奪うのは軽いものではない。もう少し『やってやった』という感情が生まれると思ったが、意外と悩むこともある」とも述べた。

 放火の方法について尋ねた裁…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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