大雨の影響で2日、避難情報で最も警戒レベルの高い「緊急安全確保」が和歌山県の海南市、紀美野町、九度山町、広川町に出た。
紀美野町などによると、同町釜滝の真国川で「人が流された」という通報があった。流されたのは成人とみられるという。県警岩出署によると、午後5時ごろ紀の川市中鞆渕で男性が流されたと住民から連絡があった。冠水した道路を、ロープにつかまって渡っていた男性という。
県は2日午後2時15分、和歌山市と海南市を流れる亀の川で氾濫(はんらん)が発生したと発表した。海南市内では中心部が冠水。一部地域の住宅も浸水した。市によると、29カ所に避難所を開設し、午後1時時点で少なくとも10カ所に約50人が避難しているという。避難所になった海南保健福祉センター(同市日方)は1階が浸水し、避難した人が2階へ移ったという。
和歌山県内では午後4時半までに、和歌山市の和田川▽海南市の日方川、加茂川▽紀美野町の貴志川▽湯浅町の山田川▽広川町の広川▽印南町の印南川▽みなべ町の南部川の各観測所で、氾濫危険水位を超えたことが発表されている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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