【京都】ほんのり香ばしく、つぶつぶ感が残る柔らかな色彩。規格外として廃棄される野菜を原料にした「おやさい絵の具」を、大学生が開発した。規格外野菜の活用には、「人間も野菜も、へんてこりんでもええやん」というメッセージが込められている。
絵の具は、常に10色ほどの色がそろう。トウモロコシの黄色やホウレン草の緑、紫芋の紫、バタフライピーの青にビーツの赤紫が定番だ。季節ごとに、万願寺唐辛子の緑や、キャベツの白、柿のオレンジ、カカオ豆の茶色などが加わる。
発案したのは、余剰野菜の利活用をさぐる学生団体「ラピスプライベート」の代表で、立命館大学4年の山内瑠華さん(21)。開発のきっかけは、山内さんが大学2年のときだった。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル