新潟県長岡市千秋2丁目の商業施設で男女3人が切りつけられた事件で、うち1人に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男子高校生(18)が県警の調べに、「人を殺そうと思った」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。県警は26日、高校生を同容疑で送検。買い物客らを無差別に狙ったとみて事件に至る経緯の解明を本格化させる。
長岡署によると、事件は25日午前11時20分ごろ、施設内のスーパーの鮮魚売り場で発生。買い物中だった60代と40代の女性が相次いで首を切りつけられて軽傷を負い、続いて襲われた従業員の40代男性も右脇腹に軽傷を負った。その場で高校生が取り押さえられた。
逮捕容疑は、40代男性を殺害しようと右脇腹に文化包丁(刃渡り約17センチ)で切りつけたというもの。県警は、高校生が女性2人にも殺意を持って切りつけたとみている。高校生と3人の間に面識は確認されていないという。
捜査関係者によると、高校生は事件の直前、同じ施設内で凶器の包丁を購入していたという。これまでの調べに対し「言い訳することはない」と述べ、逮捕容疑について関与を認めているという。(井上充昌)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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