「人生を棒に振る」　モデルの倉本さんら、闇バイトの根絶訴え

　犯罪に加担する「闇バイト」の根絶に向け、警視庁中央署は17日、東京都中央区でキャンペーンを実施した。モデルの倉本康子さん（48）が一日署長を務め、「闇バイトは人生を棒に振ってしまう。加害者にも被害者にもならないようにしてほしい」と訴えた。

　この日、倉本さんらは日本橋高島屋前で「#BAN闇バイト」と書かれた横断幕を掲げて買い物客らに注意を呼びかけた。中央署の坂井明徳署長は「闇バイトに参加すると家族に危害を加えると脅され、組織から抜けられなくなる。社会から排除すべく、各種施策に取り組みたい」と話した。

　闇バイトをめぐっては、強盗や特殊詐欺の事件で、SNSを通じて、バイトの仕事のように実行役を募集するといった手口で社会問題化している。（福冨旅史）