5歳だった女児に暴行を加えて鍋の中で長時間立たせるなどの虐待を繰り返したとして、岡山県警は9日、母親の無職西田彩(あや)容疑者(34)=岡山市北区花尻=と、内縁の夫で内装工の船橋誠二容疑者(38)=同市南区築港新町2丁目=を強要容疑で逮捕し、発表した。県警によると、女児は暴行を受けた2021年9月から入院し、今年1月に低酸素脳症で死亡した。
亡くなったのは西田容疑者の実子で、同居していた西田真愛(まお)ちゃん。死亡時は6歳だった。船橋容疑者は「暴力を振るい、長時間いすの上に立たせたことは間違いない」と容疑を認め、西田容疑者は「私がしたことではないので、共犯というのはおかしい」と供述しているという。
捜査1課によると、両容疑者は共謀。西田容疑者の自宅で21年9月10~23日に計5回、真愛ちゃんの髪をつかんで引っ張るなどの暴行を加え、いすに置いた「両手鍋」と呼ばれる鍋の中に立たせ続けた疑いがある。長いときは夜から明け方まで6時間近く立たせ、上半身に霧吹きで液体をかけて扇風機の風を当て続けることもあったという。
暴行は船橋容疑者が実行し、西田容疑者は止めなかったと県警はみている。
事件2日後に脳死状態
県警によると、両容疑者は1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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