「仕事のストレスで」老人ホーム入所者を傷害容疑、職員を逮捕 東京

宮脇稜平

 勤務先の高齢者介護施設で入所者の90代の女性を暴行を加えてけがを負わせたとして、警視庁は東京都小平市の介護職員の男(41)を傷害の疑いで逮捕し、3日に発表した。容疑を認め、「日頃の仕事に対するストレスからやってしまいました」と話しているという。

 小金井署によると、男は7月20日午前4時20分ごろ、東京都小金井市介護付き有料老人ホーム「アプリコ武蔵小金井」の個室内で、女性の右手をひねり、首筋をつかんでベッドに引き倒すなどの暴行を加え、全治約10日間の右腕打撲などのけがを負わせた疑いがある。介助に関する指示に女性が従わないとして腹を立てたという。

 男は当初、施設に対し、女性に暴力を振るわれ、その際に自分でけがをしたと説明。しかし、女性の親族が個室内に設置したカメラの動画で男の暴行を確認し、発覚した。同署によると、他に被害は確認されていないという。

 施設を運営する「創生事業団」(福岡市)の担当者は、取材に「コメントは差し控えさせていただく」としている。(宮脇稜平)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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