能登半島地震で道路が寸断され、一時孤立した石川県珠洲市馬緤(まつなぎ)町で21日、住民やボランティアらが2次避難した住民の家を回り、ブルーシートを取り付けた。
地震直後、自主避難所には約200人の住民が身を寄せた。道路が修復されると離れる人が相次ぎ、現在は30人ほどが残る。
地区の住宅の多くは、戸や窓が損傷したまま手つかずで、強い海風や雨にさらされている。
そこで避難所に残る坂秀幸さん(68)を中心に、それらの家をブルーシートで守ることにした。イノシシやイタチ、ハクビシンなどの動物に荒らされることを防ぐ目的もあるという。
坂さんは「避難した人らは仲間。帰ってきた時のために、できる限りのことはやってあげたい」と話した。(細川卓)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル