「何だっけ…このにおい」19歳はハッとした 忘れられぬ養護園の食

 会社からの帰り道、通りに漂う夕げのにおいに鼻が反応した。「何だっけ、このにおい」。2021年10月の夜だった。

 埼玉県に住む小林裕太さん(19)は自転車のペダルを踏みながら、ハッと思い出し、その場で電話をかけた。高1でスマホを買ってもらったとき、真っ先に登録した番号へ。昨春、高校を卒業して埼玉に引っ越して以来の電話だった。

 「会議中で話せないからまた…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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