東京都豊島区の会社員富塚沙織さん（35）が9月から行方不明になり、遺体で発見された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された保育士佐藤喜人容疑者（29）=同区目白5丁目=が「女性の家に侵入する前日に無施錠を確認した」と供述していることが7日、捜査関係者への取材でわかった。佐藤容疑者と似た人物が富塚さんの後をつける姿が近くの防犯カメラに記録されており、警視庁は尾行で家を特定し、侵入計画を練ったとみている。
富塚さんは9月24日から安否がわからなくなった。捜査関係者によると、自宅マンション近くの防犯カメラに23日、佐藤容疑者とみられる人物が帰宅中の富塚さんの後をつける様子が映っていた。富塚さんの家の施錠状況を確認したのはこの前後とみられる。この人物は24日にも、富塚さんの家に向かう姿が防犯カメラに映っていたという。
一方、佐藤容疑者が富塚さんの家の鍵を持ち去っていたことも、捜査関係者への取材でわかった。警視庁が今月6日に関係先を捜索して発見。佐藤容疑者は「殺してから奪った」などと供述しているといい、同庁が経緯を調べている。
警視庁はこの日、佐藤容疑者を死体遺棄容疑で東京地検に送検した。容疑は9月24日ごろ、女性の遺体を栃木県那須町の山林に埋めて遺棄したというもの。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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