香川県坂出市沖の瀬戸内海で修学旅行中の小学生らが乗った旅客船「Shrimp of Art」(19トン)が沈没した事故から19日で1カ月になる。事故に遭った市立川津小学校の児童の中には、当時のことを思い出して不安になる子どもがいる。
11月19日、県内の1泊2日の修学旅行の最後の日程として、川津小6年の児童52人は「瀬戸内海クルージング」を楽しんでいた。
午後4時40分ごろ、突然、船は大きな衝撃に見舞われ、みるみるうちに浸水した。児童たちは急いで救命胴衣を身に着け、徐々に沈む船体の屋根の部分に上がったり、海中に飛び込んだりして救助を待った。日没が迫るなか、近くの岩黒島の漁師が漁船で駆けつけるなどし、乗客乗員62人全員を無事救出した。
船が沈没してから海に浮かんだまま救助を待っていたという男児の母親が、朝日新聞の取材に応じた。
母親は、男児について「事故以…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル