「八甲田300年の森に迫る危機」 風力発電考える講演会 青森で

 講演会「八甲田300年の森に迫る危機~自然保護と風力発電を考える」が10日、青森市のアピオあおもりで開催される。

 八甲田山で計画中の国内最大級の陸上風力発電事業をめぐり、環境とエネルギーについて考えようと市民団体「Protect Hakkoda」が主催、日本自然保護協会と「東北の山の今と未来を考える実行委員会」が後援する。温暖化防止で再生可能エネルギー導入が急がれる中、地球環境から地域の自然まで、いかに守るかを議論する。

 初任地が青森で、極地を取材する朝日新聞の中山由美記者は「北極・南極からみえる地球異変」、日本自然保護協会の若松伸彦博士は八甲田山の希少な植生と各地で進む風発事業の自然破壊について、織朱實・上智大学院教授は「再生エネルギーと環境アセスメント」のテーマでそれぞれ講演し、意見交換する。

 午後1時半~3時半、参加無料、予約不要。問い合わせは電話(080・1856・2070)へ。オンラインでも配信される予定で、詳しくはツイッター(@ProtectHakkoda)へ。

 同団体は、大規模な森林伐採と自然破壊を伴う風発事業に反対し、八甲田山の自然を守ろうと署名を「Change.org」のサイトで募り、クラウドファンディング「READYFOR(https://readyfor.jp/projects/protecthakkoda)」で支援を求めている。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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