山本知佳
授業料を在学中は支払わず、卒業後の所得に応じて納付する「出世払い」型の奨学金制度に関し、文部科学省は23日、制度の方向性をまとめた有識者会議の報告書を公表した。政府は本格的な納付が始まる年収について、300万円を軸に検討する。
制度は2024年度秋入学から導入する予定。今後は財源をみながら、納付が始まる年収を最終的に決める。
「出世払い」型の奨学金の対象は、大学院修士課程の学生。在学中の授業料は国が肩代わりし、学生は卒業後の年収に応じて納付する。報告書では、納付が始まる目安の年収として、「例えば単身世帯で年収300万円」と記載。以降は年収に応じた納付額とすることとした。年収300万円未満の場合は、月2千円程度の納付になる見込みだ。(山本知佳)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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