「刃物を持った男」の制圧を訓練 小田急ロマンスカーで警視庁新宿署

 電車内で乗客を狙った刺傷事件が起きたことなどを受け、小田急電鉄と警視庁新宿署は3日、走行中の特急「ロマンスカー」内での事件発生を想定した訓練を実施した。駅員や警察官ら約100人が参加し、通報から制圧までの手順を確認した。

 訓練は、刃物を持った男が乗客を人質に取って車内に立てこもったとの想定で、実際にロマンスカーを走行させて実施した。ロマンスカーが新宿駅に到着すると、通報を受けて駆けつけた新宿署員が電車内に乗り込み、さすまたを犯人役の男に突きつけるなどして取り押さえた。

 訓練後、向出和雄・新宿署地域課長は、「緊急事態が発生したら迷わず110番をお願いします」と呼びかけた。

 小田急の電車内では2021年8月、乗客が重軽傷を負う無差別刺傷事件が発生。東京地裁は7月、殺人未遂などの罪に問われた男(38)に懲役19年の判決を言い渡した。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment