「制裁」で仲間を監禁容疑 国内最大級のスカウト集団、14人を逮捕

 国内最大規模の違法スカウトグループの中でトラブルが起き、「制裁」と称してメンバーを監禁したなどとして、警視庁はグループ幹部の沢田和哉容疑者(32)=東京都中央区=ら22~33歳の男14人を監禁と強制わいせつ致傷の疑いで逮捕し、1日に発表した。認否は明らかにしていない。

「ナチュラル」歌舞伎町など全国で活動 メンバー1千人超

 グループは「ナチュラル」と称し、警視庁は、新宿歌舞伎町など全国の繁華街の路上で女性に声をかけ、風俗店などに違法にあっせんして収益を得ているとみている。メンバーは1千人以上といい、収益の一部が暴力団に渡った可能性もあるとみて実態解明を進める。

 暴力団対策課によると、14人は共謀して2月17日、ナチュラルのメンバーだった男性(30)がグループの「規約」に違反した「制裁」として、東京都新宿区歌舞伎町2丁目のマンションに監禁。顔や背中を殴ったり蹴ったりし、わいせつな行為をして約半年のけがをさせ、2月25日までの8日間、この部屋などに監禁した疑いがある。

 ナチュラルには運営側と、スカウトらが所属する五つの「班」があり、沢田容疑者はこのうち700人程度からなる班の代表だった。他に逮捕された13人と被害者の男性は、沢田容疑者の班に所属していたという。(山口啓太、福冨旅史)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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