「創業以来の忙しさ」消費増税目前 レジ製造急ピッチ

 10月1日の消費増税と軽減税率の導入が目前に迫る中、2種類の税率に対応できるレジの駆け込み需要が続き、メーカーは急ピッチで製造作業に追われている。

 岩手県奥州市のレジメーカー「デジアイズ」には全国のスーパーなどから受注が相次ぎ、6月以降、出荷台数が例年の約3倍に跳ね上がった。製造工程はほとんどが手作業で、作業員を3割増やして組み立てや動作チェックを続ける。

 製造中のレジはすべて複数税率に対応し、受注内容によっては商品コードの登録など店舗ごとの設定まで行うため、納入した小売店ではすぐに使える状態になる。担当者は「創業以来、一番の忙しさ。9月末まで続く見込みです」。

 消費増税に合わせた軽減税率をめぐっては、酒類を除く食料品などの税率は8%に据え置かれる。中小企業庁は9月30日までに販売業者と契約を結んだ中小企業や小規模事業者を対象に、対応レジの購入補助金などを支給する。(川村直子)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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