東日本大震災の津波で被災した宮城県名取市の閖上漁港に11日、今季初となるシラスが水揚げされた。貝毒により同市特産品のアカガイの不振が続く中、漁業者の新たな収入源として県が漁を許可。「北限のしらす」として地元の新たな特産品にしようと取り組む。
この日は計5隻が出漁。午前9時ごろから、大漁旗を掲げるなどした漁船が閖上漁港に順次到着し、数センチほどのシラス計約3.8トンが水揚げされた。県が2016年に漁を許可し、国内最北の地で行われるシラス漁とされる。
漁に出た広漁丸の小斎力男船長(76)は「新たな名産となって復興の力になれば良い」と笑顔で話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース