「北陸応援割」で被災地の観光業支援へ 1人上限2万円で政府が検討

 政府が能登半島地震の被災者支援のため、北陸地方を対象とした観光支援策「北陸応援割」の実施を検討していることが分かった。25日にとりまとめる予定の「被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ(仮称)」に盛り込む。

 北陸応援割は風評被害を受ける観光業を支援するため、1人1泊あたり2万円を上限に、旅行代金の50%を支援する。3~4月に実施し、能登地方を含む石川県のほか、富山、福井、新潟の3県を対象に加えることも検討している。

 政府はすでに、被災した中小・小規模事業者が工業や店舗、生産機械などを復旧する場合に補助金を支出する方針も決めている。これらの支援策の財源とするため、26日にも2023年度予算の予備費から1千億円超を支出する閣議決定を行う方針だ。

 また、岸田文雄首相は23日の非常災害対策本部会議で、能登空港で滑走路などの応急復旧が進み、27日にも民間機の運航が再開すると明らかにした。当面、週3日、1日1往復の運航が予定されているという。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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