神戸市東灘区の甲南医療センターの医師、高島晨伍(しんご)さん(当時26)が昨年5月に自殺した問題で、高島さんの兄(31)が18日、神戸市議会福祉環境委員会に出席し、医師の働き方改革などを進めるよう陳情した。
高島さんの自殺は、長時間労働が原因だとして労災認定されている。
兄は、医療センター側は労働時間を適切に管理しておらず、高島さんの死後も再発防止策が明らかになっていないと説明。「医療従事者の労務管理をないがしろにすれば、患者さんの生命と健康にも危険が及びます。市民の健康がかかった重要な問題、医療従事者の人権の問題という意識を持ってほしいです」と訴えた。
市民病院の労働環境の改善や、民間病院への啓発、医療センターでの過労自死について市が実態把握に努めることを求めた。
陳情に対し、市の担当者は、市民病院以外の労務管理について「市は権限を持っていない」と説明した。
陳情後に取材に応じた兄は「…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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