「医療崩壊始まっている」 近畿大病院長、危機感あらわ

 「もう医療崩壊は始まっていると考えてもいい」

 大阪府が新型コロナの感染状況で非常事態を示す「赤信号」を点灯させることを決めた3日、近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)の東田有智(とうだゆうぢ)病院長は大阪の医療状況をそう評価した。

 府南東部では唯一の、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの重篤な救急患者を受け入れる3次救急病院(病床数計929床)で、4月から新型コロナ重症患者の受け入れを開始。確保した10床は2週間ほど前から満床状態が続き、患者の病状が落ち着いて転院しても、すぐに新たな患者で埋まるという。

 重症病床では医師3人、看護師…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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