「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という西洋のことわざがあります。英語では、 »An apple a day keeps the doctor away. »といいます。習慣的にリンゴを食べると、病気にならずに、医者に診てもらう必要がない、という意味ですが、リンゴにはそれだけの“実力”が本当にあるのでしょうか。
リンゴの旬でもあるこの時季、リンゴの健康効果について見ていきましょう。
整腸作用に抗酸化作用、疲労回復の効果もあり!
リンゴには、ペクチンやリグニンなどの食物繊維、カテキンやアントシアニンなどのポリフェノール、さらにビタミンC、カリウム、リンゴ酸、クエン酸などが含まれています。
なにやら、健康によさそうな栄養成分が並んでいますが……実際、健康にいいのです!
リンゴに含まれる食物繊維は便秘と下痢のどちらにも効果的で、おなかの調子を整えてくれます。ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を撃退する効果も期待できます。ビタミンCは美肌や免疫力アップに欠かせず、カリウムには血圧を下げる作用があります。そして、酸味成分であるリンゴ酸とクエン酸には、疲れを取る効果が期待できます。
ほかにも多くの栄養成分が含まれているリンゴ。これなら「医者を遠ざける」のもうなずけます。皮に含まれる栄養成分も多いので、できれば、よく洗って皮ごと食べるとよいでしょう。
「世界一」「星の金貨」「ぐんま名月」
リンゴは品種の多い果物でもあります。「つがる」「世界一」「シナノゴールド」「ジョナゴールド」「王林(おうりん)」「金貨」「星の金貨」「ふじ」「サンふじ」「あいかの香り」「ぐんま名月」など、多くの品種が出回っています。
リンゴの生産量の全国1位は、都道府県別では青森県、市町村別では青森県弘前市です。弘前市は都道府県で2位を誇る長野県の生産量より多いので、青森県、特に弘前市は「リンゴ王国」といえそうです。
その青森県では、「リンゴ、食べる?」とは言わずに、「ふじ、食べる?」とか「王林、食べる?」などと、しばしば品種で会話が交わされるともいわれます。
せっかく多くの種類があるのだから、日や週などによって、違う品種を食べてみるのも楽しそうです。健康的な暮らしを送るためにも、リンゴを毎日の食生活に取り入れてみてはどうでしょうか。
ウェザーニュース
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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