ある市町村の学校で感染者が出たら、思い切って街ごと学校を休みにすることを選択肢に――。北海道や千葉県の学校で新型コロナウイルスの感染者が相次いだことを受けて、萩生田光一文部科学相がそんな異例の呼びかけをした。理解と戸惑い。学校関係者や保護者のあいだでは、双方が交錯する。
北海道江別市では市立小中学校で教員や給食配膳員の感染が確認されており、三好昇市長は25日、「市内全校の休校という対応もあり得る」と危機感をあらわにした。
60代の女性教諭の感染が判明した千葉市では、教諭が勤める中学校の臨時休校を、「26日まで」から「3月4日まで」に延ばすことに決めた。すべての市立小中高校、特別支援学校計171校を対象に、児童生徒や教職員の健康観察も行う。休校対象を広げるかどうかについて、市教育委員会は「今後検討していくことになるのでは」と話した。
学校関係者は、年度末というタイミングに気をもむ。休んだ授業の帳尻をあわせる余裕が少なく、新年度に向けた進級などの手続きもあるからだ。
104の区立小中学校に計約4…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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