最後のコンクールを終えて
全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開かれています。
全日本吹奏楽コンクールは、全国の中学校や高校の吹奏楽部にとって、その年の節目の大会。3年生にとって最後のコンクールを終えたばかりの生徒と指導者たちのミーティングを取材しました。
羽村市立羽村一中(東京)
何度も金賞を獲得した経験がある羽村市立羽村一中(東京)は、3年ぶりに開かれた表彰式で、学年順に分かれて座り、結果を待った。
3年生はお互いに手をつなぎ合って目をつむる。1、2年生は穏やかな表情だった。小さなミスはいくつかあったものの、演奏には手応えを感じていた。
「羽村市立羽村第一中学校、銀賞」
一瞬、ひゅっと息をのむような音が聞こえた。
次の瞬間、3年生は声を殺しながら泣いていた。発表前は穏やかな表情だった1、2年生も、3年生の様子をうかがうと、沈んだ表情に変わった。
結果発表が終わっても、羽村一中の3年生はうつむいたまま、立ち上がれずにいた。
目を真っ赤にして泣く生徒…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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